成田発のLCC、韓国・中国以外ならどこに飛べるか。

日本は周りを海に囲まれているため、地理的に外国へ行きづらいのが現実ですが、LCCの利用率が上がれば、安く日本の近隣諸国に行けることが出来るようになる!と思います。

既に韓国や中国・台湾・香港・フィリピン等へはLCCで日本から行くことができますが、それ以外の国・都市も需要はあるはず。

というわけで、簡単な地図を作成してみました。
以前大学でプレゼンした内容の一部です。
経営学や観光学について述べるとキリがないので、省略してますw


より大きな地図で 成田からLCCが就航する可能性がある都市 を表示

成田を中心に、個人的に飛んで欲しい都市wwwと、LCCの経営学上、低価格でも搭乗率さえ高ければ十分利益が出るライン、2500kmラインと3500kmラインを書いてみました。

なんだかんだ言って、首都圏は約3000万人を超す、世界最大の人口を有する都市圏。
その都市圏内に位置する、成田空港を起点とした場合、人口15万人以上の都市にある空港であれば、需要があるかないかは別として、十分採算が取れるでしょう。

まずは、2500kmライン。地図上の青いラインです。このラインは飛行時間が4時間以内。
料金は先進国のLCCを例にすると、5000円前後から販売しており、最安で往復1万円で行けます。
すでに成田から直行便がある都市を例にすると、台北やグアムがこのラインの限界にあたります。

続いて、3500kmライン。地図上の赤いラインです。このラインは飛行時間が5時間前後。
LCCで移動する限界ラインだと言われています。

日本では3000km(4時間前後)がLCCで一般に使用されているA320や737の狭い座席では限界と言われていますが、嘘。

世界のLCCでは一般的なA320で、5時間を超す路線も実際にあり、搭乗率も高め。
欧米人よりも体型が小さい日本人が、そんな嘘を言っちゃいけませんよ。
というわけで、自分はあえて3500kmラインを提言します。
自分も搭乗経験がありますが、LCC仕様の737-800で6時間弱乗りました。ま、余裕ですw

さて、こうやって見ると、東南アジアは無理ですね。関空からなら行けますが、フィリピン以外は厳しい。ではどこなら飛べるか?

まず日本から最も近い隣国にして、最も遠いと呼ばれているロシア。
成田からウラジオストクまでは1100km。2時間30分以内です。
すでに直行便が成田からありますが、料金が高めなので、まさにLCCの出番。

自分も渡航経験がありますが、日本から一番近いヨーロッパと言って間違いないでしょう。
異国情緒豊かな街は、日本からの近さを忘れるほど。
メインストリートはヨーロッパそのものですし、夜はカジノやナイトクラブも。
夏は金閣湾クルーズ。シベリア鉄道に数駅だけでも乗ってみるのもいいですね。

最近は日系企業の進出も著しいので、中小企業のビジネスマンの利用も期待できます。

続いて、ハバロフスク。成田から1500km。3時間前後です。
こちらのほうが、ウラジオストクより更にヨーロッパらしさが感じられますし、観光地が多いですね。
なんかこんなこと書いていると長くなりそうなので、割愛。

ペトロパブロフスク・カムチャツキー。成田から2400km。3時間30分。
夏には成田からチャーター便が飛びます。サマーシーズンのみ飛べばよし。
東京の暑さから開放され、自然を楽しむのにもってこい。

と、ロシアの都市をいくつか挙げましたが、ビザが唯一の問題ですね。
ビザ無しでロシアに行けるようにならないと、厳しいでしょう。
最近はネット上で簡単にビザが手に入りますが、料金が5000円以上はかかるのが残念。

あとは、グアム・サイパン・パラオといった南洋諸島。あ、今は南洋諸島って言ったらまずい?w
パッケージツアーばかりですが、LCCでの個人旅行も十分需要があるでしょう。
個人的に韓国よりこっちに飛んだほうが良いと思いますけどね、先に。

続いてモンゴル。成田からウランバートルまでは3000km。4時間30分前後。
力士の方は乗れないかな・・・・・・。

フィリピンはどこに飛んでもよさそうなのでスルー。

中国も同じく。どこでも飛べますね。

韓国は・・・・・・ノーコメントでw



こうやって地図で見ると、日本の周りは海ばっかりだな・・・と思うと同時に、意外と近くにメジャーではない都市も多くあるかと。

特にロシアの近さは目を引きます。

そして中国。世界遺産の数はアジア1位。世界でもイタリア・スペインの次で、観光には困りません。
中国といえば北京・上海ですが、内陸部の都市の方がよっぽど観光には恵まれています。
三国志の世界を周ったり、楽しそうですけどねぇ、中国。反日デモや鳥インフルエンザが無い限り。

10年前、数千円で日本国内を移動できるとは誰も思っていなかったでしょうが、10年後、今度は数千円でロシアや中国に行ける時代がくるかも知れません。

ちょっとした休みはグアムやサイパンへ。

そんな時代も、もうすぐ。