世界一安いLCCは?エアアジアでもライアンエアーでもない!2014年バージョン

世界にはskyscannerのような航空券検索サイトが数多くあります。星の数ほど・・・は言い過ぎですが、100サイトはあります。

その内の1つがWhichAirline
自分はあまり利用しませんが、LCCの検索に特化している検索サイトです。
アメリカのSkypickerという会社が運営しています。聞いたことがある人もいるかもしれません。

そのWhichAirlineが先日発表したのが、LCCのルート毎の価格によるランキング。
よく1キロ当たりの料金を算出したランキングはあるんですが、一般の利用者には無縁。
だって、いちいち利用する区間の距離を計算して、料金を比べたりしませんよね?

気になるのは、単純に料金が安いLCCと高いLCC。距離なんて関係ねぇ。



というわけで、世界のLCC、ルート毎の料金の平均価格ランキング!2014年版です。

1位Fireflyファイアフライマレーシア約4200円
2位VivaAerobusビバエアロバスメキシコ約6500円
3位Air Asiaエアアジアマレーシア約6800円
4位SpiceJetスパイスジェットインド約7200円
5位FastJetファストジェットタンザニア約7300円
6位Onur Airオヌールエアトルコ約7700円
7位Atlasjetアトラスジェットトルコ約8600円
8位tigerairタイガーエアシンガポール約8700円
9位Pegasus Airlinesペガサス航空トルコ約9000円
10位Ryanairライアンエアーアイルランド約9100円

みなさんの知っているLCCはあったでしょうか?

見て分かる通り、アジアとトルコ集中しています。
先進国に多くのフライトを持っているのはライアンエアーくらい。
シンガポールはもちろん先進国ですが、周辺国は・・・ですからね。
よく飛行機はどの国でも一定のコストがかかると言われていますが、物価が安い国はパイロットと燃料以外は大抵安く済むので、航空券も安い傾向です。

また、このランキングはルート毎なので、「距離が短い=安い」という当たり前のことが前提です。
よって、短距離を高頻度で運航しているLCCの方が上位になる傾向が強いです。

例えば、ファイアフライはマレーシア周辺の近距離にしか運航しておらず、物価・賃金の安いマレーシアだからこその1位と言えるでしょう。

トルコは10位以内に3社がランクインしていますが、この他に2社のLCCがあります。
移民が多くヨーロッパ各地にトルコ系住民が住んでいる一方、世界を代表する観光立国なので、インバウンドもアウトバウンドも大盛況!という側面がありますね。
ちなみにロンドン-イスタンブールで所要時間が約4時間。東京-香港同じくらいでしょうか。

2位のビバエアロバスは今メキシコで急成長のLCC。
メキシコ最大のバス会社と、ライアンエアー創業者系のLCCデベロッパー、アイルランディアによって2006年にメキシコで初めてのLCCのとして設立。
このアイルランディアもマンゴー並に面白いんですが、今回は割愛。簡単に言うと、金を持ってるマンゴー。
ビバエアロバスがあまりにも調子がいいので、数年前にビバコロンビアも誕生。こちらはコロンビア初のLCC。
今や中米辺で旅行をされる方でビバブランドを知らない方はいない!というほど圧倒的強さを誇っています。

5位には唯一のアフリカ勢としてファストジェットがランクイン。
2012年の12月頃に就航したばかりで数機しか無かった気が・・・・・・。
記憶が正しければ、イージージェット創業者が出資しているはずです。

日本からはピーチが12位。
ジェットスターはグループ全体をまとめて計算し、14位となっています。

よくLCCを知っている人の間で安い!と言われているLCCは、ランキングを見ると大体平均が1万円前後のライン。
15000円以上のラインは利用するのを悩むLCCが名を連ねていますw

ちなみに世界で最も高額なLCCにはドイツのコンドルとエアベルリンが。
とは言っても、コンドルもエアベルリンも最早LCCでは無いので、本当のLCCで高額なのはアイスランドのWOW airでしょう。
周りを海に囲まれ、地理的要因からどの路線も必然的に距離が長くなってしまうアイスランドのLCC。
平均価格は2万円以上ですが、納得の理由です。



出典元には20kgの預け荷物を込にした場合のランキングもあります。
上でご紹介したランキングは単純に運賃のランキング。預け荷物込のランキングがは微妙に違うので興味ある方は見て下さい。
例えば2位のビバエアロバス(6500円)は、なんと10位(10500円)にランクダウン。
さすが手数料が高めのライアンエアーが・・・なんて話に結びつくわけです。