オンライン旅行予約サイトは2強の時代へ!どこで予約をしても結局はエクスペディアかプライスライン?

2月12日に報じられたエクスペディアのオービッツ買収。
エクスペディア、今度はオービッツを買収 - WSJ

この買収でオンライン旅行サイトは完全にエクスペディアとプライスラインの2強時代に突入したと言っても過言ではありません。
既に多くの旅行者がインターネットを通して航空券やホテルを予約しているはず。
航空券は航空会社のホームページで予約しても、ホテルやレンタカーならエクスペディアのような予約サイトを使っている人も多いでしょう。

そんなオンライン旅行予約サイトは、大きく4つのグループに分かれていました。

エクスペディアグループ
言わずと知れた巨大オンライン旅行サイト。
メインのエクスペディア以外にも以下のメジャーな予約サイトが。
プライスライングループ
あまり日本人には馴染みのないプライスライン。しかし傘下に収めている予約サイトならご存知のかたも多いでしょう。
今回エクスペディアが買収したのはオービッツ
オービッツ
こちらもあまり馴染みのない方が多いかもしれませんが、旅慣れた方なら一度は利用したことがある会社ばかり。今回エクスペディアが買収。
トラベロシティ
北米では知名度があったものの、2013年にエクスペディアと業務提携。2015年1月にエクスペディアが買収。
2011年~2012年頃までは、この4社が世界のオンライン旅行予約サイト利用者の数大半を占めていましたが、今やライバル2社をエクスペディアが買収し、エクスペディアvsプライスラインという構図になっています。

ホテルをホテルズコンバインドやトリップアドバイザー、トリバゴで一括検索するとほとんどの最安値は上で挙げた予約サイトが表示されています。

知らないうちにエクスペディアかプライスラインのどちらかでしか予約していない・・・なんてことはないですか?
もうホテルの公式ホームページで予約する以外、この2つのグループから逃れる事ができないような気がします。

一方、唯一この2社が上手く参入できていないのが日本国内。
楽天トラベル、るるぶ、じゃらん。日本だけなら無敵です。
しかし外国人観光客の人数が増え、多くのホテルはBooking.comやエクスペディア、agodaと言った予約サイトに登録するようになりました。
特にエクスペディアはJTBと提携したり、攻めてますよね。
近い将来、日本国内もエクスペディアかプライスラインで予約したほうが安い時代がくるのかもしれません。

第3の勢力でも現れたら面白いんですが、唯一頑張っているのは2011年にエクスペディアを離れたトリップアドバイザーくらいでしょうか。
2014年に現地発ツアーの予約などが出来るViatorを約200億円で買収。
今年も早速オランダの食べログとも言われるIensを買収。
でもホテルや航空券の予約とはちょっと無関係。

さて、主要な予約サイトが2社に絞られたことで競争力が低下し、料金が上がるんではないか?という見方も。
あっちで予約してもこっちで予約しても結局エクスペディアかプライスライン。
果たして利用者にとっては良いのか悪いのか。